実績も経験もない40代がクラウドソーシングで採用されるのは至難の技だった

学んだこと

我が家には、夫が15社を超えるカード会社のリボ払い等で作った1,000万超の借金があります。

今は、月に50,000円ずつ細々と返済しています。

1年5ヶ月ほど前に始めたハンドメイド販売で、先月、過去最高の25,000円の利益を得ることができました。

毎月この位の利益が見込めれば良い収入源となるのですが、月によりバラつきがあり売れない月は10,000円の利益がやっと。

貸別荘掃除の仕事も始めましたが、こちらも月々安定して稼げる訳ではなく、そもそも閑散期にはほとんど仕事がありません。

月々安定した収入が欲しい。

しかも在宅で。

プログラミングやウェブデザインの知識や経験があるならともかく、何もない自分にそんな都合の良い仕事なんてあるのかな。

と思いつつ、探していると・・・

あるじゃないですか。

在宅秘書、カスタマーサポートという仕事が。

フルリモート、フルフレックス、未経験OKという、なんとも魅力的なワードが並んでいます。

でも、リモートの仕事なんてやったことないし、実際に未経験の40代後半の人間が採用されることなんてあるんでしょうか。

この仕事を手に入れられれば、今後環境の変化があったとき(=離婚)にも、新たな仕事を探さなくても同じ仕事が続けられる。

素晴らしいではないですか。

という訳で、早速応募してみました。

クラウドソーシングサイトの求人に応募してみる

まずは、興味のある業界で評価の良いところに応募をしてみました。

しかし課題テストなるものを受けて、見事撃沈。

まぁまぁ、元々1社で受かるとは思っていなかったし、次!次!

というわけで、次の会社に応募。

少し要領がつかめてきて、今回は課題テスト合格。

次は、ヒアリングシートの提出か。

なんとなくそれっぽく仕上げて面接まで漕ぎつけました。

リモートとはいえ、10年以上ぶりの面接、めちゃめちゃ緊張しました。

何度も返答に困り沈黙が続くことも一度や二度ではありませんでしたが、なんとか無事面接も終了しました。受かった気は全くしないけど、もしかして受かっていたりして、なんて甘い考えを持ちつつ結果を待っていました。

1週間後、返事がきました。見事撃沈。

このペースでやっていては、時間ばかり経ってしまっていつまでたっても仕事が決まらない。結果を待ってから次の会社に応募するのではなく、何社か並行して応募しておかないとだめなんだということにようやく気付き、3社から多い時は5社並行して選考を受けはじめました。

要領がつかめてきてからは、課題テスト、ヒアリングシートまでは順調に通過するようになりました。しかし、問題は面接。

1社落ち、2社落ち、約2ヶ月の間に10社の面接に落ちまくりました。

次も多分落ちるだろう、と思ってはいても、やはり不合格の連絡がきたときはいちいち落ち込んでしまいます。

あぁ、私では無理なんだな。どうせ次も落ちるだろうから期待せずに待とう。と自分に言い聞かせるのですが、毎回もしかしたらという期待を捨てきれず、連絡がきてガックリするということが繰り返されました。

メンタルが持たないな、とも思ったのですが、自分の中でケリをつけるために10社は挑戦してみようと思い、応募。そして全て不合格で終わりました。

不合格の理由など、フィードバックは全くもらえないので、自分に何が足りないのかも全くわからないまま終わりました。

不合格から得たもの

今後、AIに置き換わっていくことが予測される秘書業務やカスタマーサポートの仕事に、なんの実績もスキルもない40代の人間は採用されないのだということがわかりました。

フルリモートでフルフレックスで時給でお給料がもらえるなんて最高!と思って飛びつきましたが、採用しても会社側になんのメリットもないような人間を採用してもらえるほど甘くないということにやっと気付くことができました。

わずかな望みをかけて、今後も細々と応募し続けていくという手もあるのですが、課題テスト、ヒアリングシート作成、面接、とかなりの時間を割かなければなりません。

フィードバックをもらえるならば、今後に生かしていくこともできるのかもしれませんが、フィードバックが全くないとなると今のままでは時間だけ奪われて、結局不合格が続くだけで何も進歩がないことが予想されるので、一旦手をひくことにしました。

手を動かし続けよう

結局、自分に力を付けていかないと稼ぐことはできない、という当たり前のことに気付かせてもらった2ヶ月でした。

甘い話はないのだから、コツコツと自分にできることを積み重ねていくのみ。

近道などないのだということを改めて実感することができました。

なかなか伸び悩んでいるハンドメイドですが、まずは自分ができることから全力でやってみようと思います。