我が家には、夫が15社を超えるカード会社のリボ払い等で作った1,000万超の借金があります。
今は、月に50,000円ずつ細々と返済しています。
夫に借金癖があることは、結婚してから知りました。そんな方がほとんどだと思います。
私自身、これまで誰にも相談できずにここまで来てしまいました。
もし、当時の自分と話すことができるならこんなことをアドバイスしたいと思うことがいくつかありますので、今回はそのことについて綴っていきたいと思います。
離婚を視野に入れる
夫の借金癖がわかったときには、なんといってもまずは離婚を視野に入れて今後の自分の生活、人生を考えておくことが大切だと思います。
私の経験上の話でしかありませんが、借金癖は治らないと思っていた方が良いと思うからです。
思い返してみると、私の場合、結婚してまもない頃に借金があることを打ち明けられました。
昔から私は借金が大嫌いだったので、家族に借金をしている人がいることにどうしても嫌悪感があったのと、自分の独身時代の貯金でなんとかなる金額だったことから、肩代わりして返済してしまいました。
今考えると、なんて馬鹿なことをしてしまったんだろうと思い、後悔しかありません。
これが、今回の大きな1,000万円超の借金を作らせてしまうきっかけの一つであったのでは、と悔やまれて仕方ありません。
私が肩代わりしても夫は借金していたことを全く反省などせず、借金してもなんだかんだ周りに頼れば返せる、という間違えた認識を与えてしまうことに繋がってしまいました。
夫は、借金をなんとも思っていません。
私は、物を買うときすぐにお金を払わなければ、気持ちが悪くて仕方がないです。
基本的には、現金で物を買うことしかしっくりきません。
私の考えもだいぶ偏ってはいますが、ものの対価としてのお金であるならば、その場で交換することが一番シンプルでわかりやすいと思うのです。
カードで買う場合でも、今あるお金の範囲でしかものは買いません。
夫は、まずお金があるかないかは考えず物を買う。そして、翌月、払うのが大変なら分割に変更する。というパターンで買い物をしていると思います。
私はカードを使う場合でも、翌月の支払日に完全にクリアになっていなければ気持ちが悪くて仕方がありません。
夫とは、一生わかりあえないところだと思います。私たち夫婦はお金の使い方が両極端なのです。夫の普通が、私には非常識なのでストレスでしかありません。
なかなかお金の使い方に関しては、結婚してからでしかわからない部分も多いとは思いますが、できるだけ金銭感覚の近い人と結婚できたらだいぶストレスなく過ごせるのではないかと感じています。
結婚後に夫の借金癖に気付いてしまうと悲劇でしかありませんが、結婚後に気付くことがほとんどではないでしょうか。
お互いに歩み寄ることができれば一番良いですが、それが叶わなかったときには離婚という選択肢を持っておくことで自分自身の気持ちが少し自由に、楽になれる気がします。
自分の生活を再建するためのお金を確保しておく
もしお互い歩み寄ることができず、離婚という形になってしまったときのために、自分の新しい生活を再建するためのお金を確保しておくことが大切です。
新しい生活には、多くのお金がかかるはずです。アパートを借りたり、生活用品を買ったり、子どもがいたらなおさらでしょう。
そのために、夫の収入だけに頼らない自分自身の収入源の確保をしておくこと、自分に合った仕事を見つけておくことは、離婚するしないに関わらず、重要になってきます。
また、自分の貯金はできるだけ夫にはわからないところで管理しておく必要があります。
今までの経験上、貯金があることが知られたら、夫の借金返済のあてにされてしまう可能性が高いからです。
また公的な補助をどのくらい期待できるのか知っておくと、自分がどの程度稼げるようになればいいのか検討をつけやすくなるので積極的に調べておくようにしましょう。
生活を再建するためのお金、収入源があるというだけで、自由と安心感が生まれるので、なんとしても夫に頼らない自分の収入源を持つことが今の私自身の課題でもあります。
専門家に相談する
借金問題、離婚問題に詳しい弁護士など専門家に相談することもぜひ検討してみて欲しいと思います。
私自身は弁護士など専門家に相談しなかったのですが、早い段階で相談していれば避けられたことがいくつかあります。
借金の肩代わりをしない
まず、結婚後まもなく借金を打ち明けられたときには、動揺してしまい誰にも相談できず、早く解決してしまいたい、という気持ちだけで自分の独身時代の貯金で肩代わりしてしまいました。
私の独身時代の貯金はほぼ夫の借金の返済で消えて無くなりました。
私が肩代わりしたことで、貯金がなくなったというだけでなく、夫に借金してもなんとかなると思わせてしまい、さらに大きな借金をさせるきっかけ作ってしまったと思っています。
借金の保証人にならない
リボ払いの年18%の利息では、ざっと計算して利息だけで年に100万以上となります。
今は、月に5万ずつ返済していますが、そのペースだと元本は減るどころか増え続けるだけ。
そのため、会社経営する先輩に頼み込んで貸してもらったお金で、一旦その信じられない利息の借金を返済して、今はその先輩に月50,000円ずつ返済しています。
年18%の利息からは逃れることができましたが、その先輩にお金を借りるときの借用書に、妻である私のサインも求められサインをしてしまったのです。
離婚の際の財産分与で、原則、夫の抱える借金は夫の個人負債とされるため、当時の私には離婚後に借金を返済する義務は生じていませんでした。
しかし、このように共同債務者となってしまった今は、妻である自分にも返済責任が発生することもあるようです。
自ら離婚のハードルをあげてしまいました。
以上のようなことを避けるためにも、早い段階で専門家に相談してアドバイスをもらうことをお勧めします。
まとめ
夫の借金癖がわかったとき、まずすべき3つのことは以下の通りです。
・離婚の検討
・生活再建のお金を貯める
・専門家に相談
切羽詰まった状況だと、自分1人ではなかなか冷静な判断ができなくなってしまいます。
私自身、誰にも相談できず、なんとか丸く収めようとして、結局、事を大きくしてしまうことに繋がってしまいました。
早い段階で専門家など第3者に相談すること、そして自分に稼ぐ力を付けておくこと、を当時の自分に伝えたいです。
借金返済開始から1年7ヶ月
借金総額 約1000万円
現在までの返済額 95万円
残債 約905万円
現在、月に5万円ずつ返済継続中
残り15年5ヶ月で完済予定